「種を蒔く人が種まきに出かけた。蒔いていると、ある種が道端に落ちた。すると、人に踏みつけられ、空の鳥が食べてしまった。また、別の種は岩の上に落ちた。生長したが、水分がなかったので枯れてしまった。また、別の種は茨の真ん中に落ちた。すると、茨も一緒に生え出てふさいでしまった。また、別の種は良い地に落ち、生長して百倍の実を結んだ。」(ルカの福音書8:4-8)
私の趣味はゴスペルソングを歌うことです。指導の先生方と市川・船橋にある4つの姉妹クワイヤで「SOWERS & GOOD GROUND」というユニットを組んで、毎年公民館や老人ホームなどで演奏活動をしています。
去年、私の父がお世話になっていた施設で演奏会をしました。参加した有志の皆さんにと、のど飴やゼリーとともに上記のみ言葉を記したお礼のカードをお配りしました。このみ言葉がユニット名の由来です。
先生方はクリスチャンで、メンバ-にも数名のクリスチャンがいらっしゃいますが、大半は未信者です。
半年ほど経った頃、ある方がおっしゃいました。「あの時のカードをいつも持っていて、読むんですよ。私も良い地(良い環境)に落ちた、幸運な種でありたいものです」 「カードを大切にしてくださり、ありがとうございます。でも、あれはそのような意味ではないんですよ。種とは福音のことで、私たちは地面です。福音というすばらしい種が落ちても、芽吹かせ、生長させることのできない地ではなく、大きく生長させ、多くの実を結ぶ良い地でありたいですね」と、私は申し上げました。その方は、その時「GOOD GROUND」と命名された意味を理解なさったようでした。